石川県原水禁、5団体とともに、県、北電に「原発の廃炉」を要望

石川県知事 谷本正憲 様

北陸電力志賀原発の稼働再開をしないことの申し入れ

私たちは、広島・長崎の悲劇を繰り返さないため、核のない平和な世界を求めて運動をすすめてきました。
1945年8月6日広島、8月9日長崎に米軍が投下した原爆は、熱線と爆風により二つの街を壊滅させ、同時に強力な放射線と放射線降下物による残留放射能で20数万人の市民が老若男女の区別なく殺傷され、地獄を生み出しました。
辛うじて生き残った者も住む家を失い、職場、学校、家族、友人、知人を失った上、66年経った今も自らの健康障害に苦しみ続けています。
東京電力福島第一原発事故は広島・長崎、そして被爆者の66年間の苦しみに重なり、心が痛みます。
原爆は人間を殺すために使用されました。一刻も早く一発残らず地球上からなくさねばなりません。
原発は平和利用と称して開発されました。しかし、安全であったはずの福島第一原発が炉心溶融事故を起こし、7ヶ月過ぎたというのにいまだに収束されていません。10万人とも言われる避難民を生み出し、チェルノブイリ事故に匹敵、或いは上回るとも報道されています。
原発はいったん事故を起こすと、人間が制御することができない大変危険なものであることをまざまざとみせつけています。
私たちの美しい故郷、石川県を「第二の福島」にしてはなりません。下記の事項を強く申し入れします。

一、 北陸電力志賀原子力発電所の稼動再開に同意しないこと。
一、 エネルギー政策は原子力発電所から再生可能エネルギーに転換するよう国に要請すること。
以上

2011年10月13日
石川県原爆被災者友の会
石川県青年団協議会
原水爆禁止石川県民会議
原水爆禁止石川県協議会
核戦争を防止する石川医師の会

 

 

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