陸自第14連隊、今度は七尾市で武器携帯の徒行訓練を計画。県平和センターなどが七尾市へ緊急申し入れ(11月13日)

2007年11月13日
七 尾 市 長
武 元 文 平 様

石川県平和運動センター
代 表 嶋垣 利春
社民党石川県連合    
代 表 宮下登詩子
七鹿地区平和運動センター
議 長 数左  繁
社民党石川県連合七尾支部
代 表 松田 清良

申 入 書

 陸上自衛隊第14普通科連隊は明日(11月14日)、七尾市内での徒歩行進訓練の実施を予定していることが明らかとなりました。自治体に送付された協力依頼の文書によれば、普通科連隊が14日早朝から夕方にかけて七尾市内鵜浦地区から東湊地区に行進するルートが記載されています。
 言うまでもなく、これらのルート沿いは地域住民の生活の場であり、農林漁業などに携わる人にとっては生業を営む場でもあります。また、時間帯によっては子どもたちの通学路ともなる、まさに地域住民の暮らしの場です。このような地域で、自衛隊員が迷彩服を着用し、自動小銃を携行し、徒歩行進訓練という名の軍事訓練をおこなうことは、住民に恐怖と不安感を与えるだけでなく、平時から地域社会に有事を想定した軍事思想をふりまくものです。
 七尾市では一昨日、第2回国民保護実動訓練として、自衛隊の参加の下で大々的な軍事訓練が展開されました。自衛隊を街に登場させ、いたずらにテロの恐怖をあおり、住民の日常生活の軍事化を画策する訓練でした。今回の徒行訓練も、狙いは地域住民の日常生活の軍事化です。こうした軍事訓練が白昼堂々と住民の眼前でおこなわれることは、まさに日本国憲法で保障された平和的生存権の侵害であり、実質的な改憲を押し進める暴挙であると言わざるをえません。
私たちはこのような徒歩行進訓練に断固反対することを表明し、七尾市として明日の訓練の中止を陸上自衛隊第14普通科連帯へ要請されますよう、ここに申し入れます。

カテゴリー: 反戦・平和 パーマリンク

コメントは停止中です。