米軍再編・強化に対する抗議文を小泉総理らに送付

米軍再編・強化に対する抗議文を小泉総理らに送付

2006年3月28日

防 衛 庁 長 官
額 賀 福 志 郎 様

石川県平和運動センター
代表 嶋垣 利春

米軍機の小松基地への訓練移転など米軍再編・強化に反対する抗議文

 現在、日米政府間で協議が行なわれている在日米軍再編は、米陸・海・空・海兵の4軍の実戦部隊を日本に集中配備するとともに、自衛隊による米軍支援を進めるものであり、強く反対します。
 先の審議官協議では、石川県小松基地に米軍嘉手納基地のF15、岩国基地のFA18、三沢基地のF16の訓練を移転することに合意したとされ、さらに地元自治体に説明に訪れた大阪防衛施設局長は、「日米共同訓練に関する協定書」で定められている年4回の訓練回数制限の撤廃を求め、追加施設追加の可能性も示唆しています。訓練移転の名の下、小松基地を恒久的な米軍基地へと転換するものだと私たちは受け止めています。当然ながら地元小松市はじめ周辺自治体にとっても容認できない内容であり、市長みずから反対の意思を明確に表明しています。
 沖縄県や岩国市、神奈川県など米軍基地を抱える全国の多くの自治体でも、首長や議会からも再編案に反対の声が上がっています。小泉首相は「国防は国の専権事項」として、これら自治体の声を聞こうとしませんが、自治体や国民の声を無視して政府の政策が成り立たないことは明らかです。私たちは、米軍支援のための再編計画の犠牲になることは断固拒否します。
 私たちは日本政府に以下の事項を要請します。

1.米軍戦闘機の小松基地への移転を行なわないこと
2.在日米軍基地の再編・強化を行なわないこと
3.在日米軍基地の縮小・撤去を進めること
4.日米共同訓練の増加や、基地・施設の共同使用など、米軍と自衛隊の一体化を行なわないこと
5.日米地位協定を抜本的に改正すること
 

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