使用済み核燃料中間貯蔵施設のむつ市立地抗議の打電行動

使用済み核燃料中間貯蔵施設のむつ市立地抗議の打電行動

2005年10月25日

青森県知事
 三村 伸吾 様

石川県平和運動センター
 代表 嶋垣 利春

「使用済み核燃料中間貯蔵施設」のむつ市立地に強く抗議する

 10月19日、貴職は、むつ市が2003年6月に誘致を表明した「使用済み核燃料中間貯蔵施設」に関して、東京電力などからむつ市関根地区への立地協力要請を県民意思とは関係なく受け入れを表明しました。国内ではじめての事業化となります。
 この間、貴職は東京電力との協議の中で「50年内の搬出確約」としていますが、東電が約束した50年以降の搬出先の青写真はまったくありません。期待の再処理は、先の「原子力大綱」の中では全量再処理が唱われていますが、こうした再処理路線が軌道にのるかははなはだ疑問視されています。特に中間貯蔵された核燃料の搬出先とされる「第二再処理工場」の建設自体2010以降の検討となっているだけで、なんらの具体的な動きは一切ありません。そのようななかで全て「東電」まかせで、中間貯蔵施設の受け入れを進めることは、行政の長としてこれほど無責任な対応はありません。青森県民の将来に大きな禍根を残す判断であるだけでなく、原子力政策の矛盾をさらに拡大するものと言わざるをえません。
 50年後の搬出先も定まらぬままに中間貯蔵施設立地を認めることは、永久貯蔵に道を開き、青森県が核のゴミ捨て場と化するものです。私たちは、豊かな青森の大地がこれ以上核で汚染され、住民の命が核により脅かされる今回の受け入れ同意に対して強く抗議するとともに、同意の白紙撤回を求めるものです。

カテゴリー: 反核・脱原発, 運営 パーマリンク

コメントは停止中です。