抗議文(2004年1月16日)

2004年1月16日

内閣総理大臣 
小泉 純一郎 様

石川県平和運動センタ-  
代 表  嶋垣 利春

抗  議  文

本日、イラクへ陸上自衛隊先遣隊の派兵が強行された。12月26日の航空自衛隊先遣隊派兵に続いての派兵であるが、ついに「戦地」イラクへ軍靴で踏み込み始めたという意味で、まさに戦後史を画する許し難い一歩である。石川県平和運動センターは、平和憲法を踏みにじり、政府自ら決めた「イラク特措法」にすら反して、米英の不法な占領行為に参加していく小泉内閣の暴挙に対し、満身の怒りを込めて抗議する。
日本がなすべきことは、米英などのイラク占領軍を撤退させ、国連など国際機関やNGOの人々と連携した非軍事による協力を強化し、イラク人自身の手による復興を支えていくことである。これこそが国際社会や中東諸国の信頼を回復する道であり、圧倒的多数の国民の声であることを強く訴えたい。
私たちは、多くの平和勢力とも連帯し、即刻先遣隊が撤退するよう強く要求すると同時に、今後の航空自衛隊本隊、陸上自衛隊施設部隊および本隊の派兵阻止に向けて、引き続き全力を上げることをここに表明する。